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....また買ってしまった、Edixa。なんてことない中級機だがカッチリした作りで、デザインもドイツ風、すごくカッコいいというわけではないけれども悪くはない、スペックもとりたてて言うほどのこのも無いが、しかし実用に支障があるわけでもない、中古価格もそこそこ安い、このなんとなく中途半端ではあるが真面目で中庸な地味さを担っている、そんな微妙なバランスを保っているカメラを求めてゆくと、なんとなくEdixaに行き着いてしまう、そういうカメラである。こういう病状がさらに進行すると、例えばフジカST605がいつのまにか家にありしかもなんとなくST605-2まで買ってしまう、なんていうことになりそうで...
Kadettは「見習い」とでも訳せるだろうか。おそらく入門用という意味なのだろう。クラシックカメラ専科61号の湯浅謙氏の記事によると、Edixa-mat Kadettはスペックダウンした廉価版でありEdixaシリーズの「傍流」に位置する機種だそうである。
本機は製造番号からみて1964年2月5日から9月17日の間に製造されたもの。EdixaシリーズはOEM機を含めると、もうなにがなんだか分からないくらい様々な機種や仕様があるらしく、またファインダー交換などもできるシステムカメラなのでアクセサリー類等もあって、この辺りが研究家やコレクターの興味を惹くのだろうか。
Edixa-mat Reflex Model SとEdixa-mat Kadett。Model Sは1960年製造。シャッタースピードはKadettがB,30,60,125,250,500なのに対し、B,25,50,100,250,500になっている。いくつかのパーツの違いはあるが、ボディシェルは共通しており、ファインダーも互換性がある。ファインダーといえば、これがいまいちピントを合わせ難く、ウエストレベル用のピントフードを探している。
Model Sに装着してあるのはAuto Yashinon-DX 35/2.8。カッコいいレンズで良く写る。Kadettに装着してあるIscolor 50/2.8も暗いが味のあるレンズ。
Wirgin
Edixa-mat Kadett
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WIRGIN EDIXA-MAT KADETT